鋳造技士

My job

鋳造技士のお仕事

鉄を1500℃の高温でとかし、社会に役立つものをつくります

鋳造とは、鉄を高い温度でとかして型に流し、様々なものを作る手法で、4000年前から続けられています。鋳造で作ったものは鋳物とよばれます。お寺のつりがねやマンホールのふた、郵便ポスト、ドアノブなど、皆さんの身の回りにあるものにも使われています。お客様の注文に応じていろいろなものを作るので、チャレンジが好きな人に向いている仕事です。複雑な形やむずかしい製品が完成した時は達成感があります。

鋳造技士

Job description

鋳造技士って
どんなお仕事をしているの?

  • 造型の様子

    造型

    とけた鉄を入れるための型を作る仕事です。圧力を加える専用の機械を使い、粘土や薬品で砂を固めます。気温によって作り方を変えるなど、頭のやわらかさも求められます。

  • 溶解の様子

    溶解

    鉄スクラップ(鉄くず)を1500℃の高温でとかし、砂の型に流しこみます。中に空洞ができないよう、すばやく、静かに流し込むのがコツ。鉄が冷めると製品の形になります。

  • 仕上げの様子

    仕上げ

    冷えて固まった鉄を型から取り出し、とけた鉄の通り道など製品以外の部分を取りのぞきます。直径1ミリほどのとても小さな玉をこすり当て、砂などのよごれを落とします。

  • 出荷検査の様子

    出荷検査

    よごれがないか目で確認するほか、ノギスという特殊なものさしで長さを測り、ハンマーでたたいた音を聞いて空洞がないかを調べます。荷造りをして、お客様に届けます。

Company

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鋳物で最良のiimonoを。

株式会社アキオカ

  • 所在地
  • 倉敷市玉島乙島8252-35
  • TEL
  • 086-522-7686
  • 創業
  • 1966年10月 
  • 従業員数
  • 100名 
  • 鋳物の設計の様子

    鋳物の設計

    コンピューターでとけた鉄の流れや固まり方を再現して、製品を作る方法などを決める仕事です。鋳造シミュレーションソフトを使用することもあります。

  • 海外調達の様子

    海外調達

    国内だけでなく外国の工場に製造を依頼することもあります。お客様から品質や価格、日程などの希望を聞いて工場を選び、大型貨物船で輸入します。

  • イベント企画・出展の様子

    イベント企画・出展

    年に1度開かれるものづくり企業の展示会「OTEX」で製品を紹介するほか、工場に小中学生を招き鋳造のおもしろさを伝えるイベントも開いています。

  • 品質保証の様子

    品質保証

    お客様に品質の高い製品を提供するため、機械を使って金属の強度を確認したり、電子顕微鏡を使ってミクロ単位で鉄の構造を調べたりする仕事です。

ショベルカー

金属のリサイクルにより、地球に優しく社会に役立つものづくり

自動車を作る時に発生した鉄の切れはしなどを鋳物の原料に利用することで、限りある金属のリサイクルを進めています。アキオカの工場では、本来すてられるはずだったスクラップから、ショベルカーやブルドーザーなどの部品を生産しており、製品によって材料などを変えています。これらの建設機械はトンネルや橋、道路の建設などで社会の役に立っており、国内だけでなく世界でも活躍しています。